2015年2月5日、ステイゴールド急死。
死因は大動脈破裂だった。
あまりにも突然の出来事に驚いた。
ステイゴールドの印象に残るレースと言えばやはり目黒記念(G2)だ。
3歳にデビューをしてから7歳まで1度も重賞勝ちがなかったステイゴールド。
重賞では最高2着までと勝ちきれない競馬が続いていたことから、
逆に惜敗続きの馬として人気を得ていた。
しかしついに歴史を変える瞬間が訪れたのだ。
2000年、6歳になったステイゴールドが目黒記念(G2)へ出走となった。
だがここでアクシデントが発生した。
主戦としていた熊沢騎手が降板となり乗り替わりを余儀なくされたのだ。
そしてその代役を務めたのが武豊騎手だった。
ついにステイゴールドが重賞初勝利を飾ったのだ。
ステイゴールドがゴールを突き抜けた瞬間、会場には拍手と歓声が巻き起こり、
レースを中継していた中京競馬場でも拍手を送る者が絶えなかったのだ。
その後もステイゴールドは現役で走り続けた。
7歳になり初戦の日経新春杯を勝利し重賞2勝目を飾った。
そして勢いに乗ってドバイシーマクラシックへの参戦へ。
なんとここで初の海外重賞制覇をしたのだ。
このままの勢いでG1を制覇と国内復帰戦でも期待が高まったが結果は残せず。
そして50戦目のラストランとなった香港ヴァーズでようやく悲願のGⅠを制覇したのだ。
引退後は種牡馬としてドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップなど他数々のG1馬を輩出した。
ステイゴールドはとても偉大な馬であった。
現役時代も引退後も競馬ファンを楽しませてくれた。
たくさんの感動をありがとうと伝えたい。
21年間本当にお疲れ様でした。
ご冥福をお祈りします。